特急やくもとレンタカーで巡る山陰旅①|石見銀山を自転車で巡り、ごまどうふと物部神社へ
歴史と神社、温泉とご当地グルメを楽しむ山陰の旅

新幹線で岡山まで行き、特急やくもに乗り換えて米子へ。米子からはレンタカーで、松江、石見、出雲、境港を巡る山陰の旅に出かけました。
石見銀山から境港まで観光し、米子へ戻るルートで山陰を巡ります。

1日目は松江城を訪れたあと、松江駅前に開業間もない「ダイワロイネットホテル松江駅前」に宿泊。翌朝は早めにホテルを出発し、石見銀山へ。
物部神社や、縄文時代の森の埋没林が地下から発見された「さんべ縄文の森ミュージアム」にも立ち寄り、出雲市内へ向かう行程です。
世界遺産 石見銀山「龍源寺間歩」と大森地区「城上神社 鳴き竜」と「ごまどうふ」
電動自転車で「龍源寺間歩」へ

石見銀山は、2027年に、銀山発見から500年、世界遺産登録から20周年という節目を迎えるそうです。
観光エリアは、江戸時代の町並みが残る「大森地区」と、銀の採掘跡である「龍源寺間歩周辺」の大きく分けて2つです。
大森地区や銀山地区は観光車両の乗り入れが制限されているため、車で訪れる場合は、石見銀山世界遺産センターに駐車して、バスに5分程乗り大森地区へ移動するのが一般的とされています。

平日の午前中で、まだ早い時間だったので、世界遺産センターへ向かう前に、レンタサイクル店近くの「大森代官所前駐車場」に寄ってみることに。すると、ちょうど2台ほど空きがあり、無事に駐車できました。
「大森代官所前駐車場」の駐車台数は10台ほどと少なく、満車になることも多いそうなので、今回は運よく停められてラッキーでした。

大森地区から「龍源寺間歩」までは約2.3km。徒歩では45~50分ほどかかるので、両方のエリアを巡るならレンタサイクルが便利です。
普通の自転車のほうが少し安く、長く借りられますが、行きは緩やかとはいえ上り坂が続くこととなるので、今回は電動自転車を借りることにしました。

早速に出発。

大森地区の古い町家や武家屋敷が残る街並みは、戻ってきてからゆっくり楽しむことにして、まずは「龍源寺間歩」を目指してひたすら進みます。

途中で、銀山を見学した帰りに立ち寄ろうと思っていたカフェの場所をチェック。ところが、なんと今日はお休み。楽しみにしていただけに、ちょっと残念でした。

休憩所やトイレも途中にあります。

駐輪場に到着。まだあまり人が来ていないようで、ゆったりと見ることができそうな感じです。

「福神山間歩」の坑口

こんなふうにあちこちに封鎖された「間歩(まぶ)」の坑口がありました。因みに「間歩」とは鉱石を採掘するための坑道のこととのことで、現在もこうした坑道が約600残されているといわれます。
ほとんどは人が一人通れるほどの小さなものですが、中には規模の大きなものもあり、現在一般公開されているのが「龍源寺間歩」です。

駐輪場から少し歩くと受付の建物が見えてきます。

券売機でチケットを購入。

「龍源寺間歩」の入口。
石見銀山は、鎌倉時代末期に発見され、戦国時代中期から本格的な採掘が始まり、大内氏、毛利氏、尼子氏などの戦国大名が銀山をめぐっての争いの舞台にもなりました。

日本の銀が海外へ輸出されるうえでも大きな役割を果たし、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎え、日本は世界の銀の約3分の1を産出したともいわれ、そのかなりの部分を石見銀山が占めていたとされています。
銀が枯渇すると、明治時代以降は銅などの採掘へと移り、昭和18年(1943年)に閉山。

「龍源寺間歩」は江戸時代前半に掘られた600mほどの坑道で、そのうち公開されているのは新旧坑道の合わせて300mほどです。

坑内には鉱脈に沿って掘り進んだ横穴や垂直に掘られた竪坑をいくつもみることができます。

入口方面の旧坑道と新坑道が交わる付近にある表示板。

先を覗いてみることはできますが、行けるのはここまで。

出口方面に向かって新坑道を進んで行くと、この先には当時の坑内の様子を展示している電照版があります。

戻ってくると、さっきまで少なかった自転車がだいぶ増えていました。
奥の道路を走っているのは「ぎんざんカート」。大森地区から龍源寺間歩へは、自転車や徒歩のほか、この「ぎんざんカート」を利用して向かうこともできます。

こちらは、戻る途中に大森地区ですれ違った「ぎんざんカート」。運転手さんが途中で停まりながら、観光案内もしてくれるそうです。
時間がうまく合って、空席があれば乗ってみようかと事前に調べていたのですが、「大森代官所前駐車場」に着いたとき、ちょうど近くの停留所から出発したところ。今回は残念ながら乗れませんでした。
せっかく「ぎんさんカート」についてもチェックしていたので参考までに
・ぎんざんカートは一日12〜14便程度。運賃は「龍源寺間歩」まで700円。レンタル自転車より安いです。
・ただし定員が6名で予約不可なので、タイミングが合わないと乗車待ち時間が発生するため、週末や観光シーズンなどは特に注意が必要です。
・こちらの⇒「ぎんざんカート運行情報」のサイトを見ると、走っているカートの位置や空席情報がリアルタイムで確認できます。もし利用を考える場合は確認すると便利かも。
「ぎんざんカート」には乗れなかったけど、自転車で巡るのも思っていた以上に楽しくてとてもよかったです。初めて乗った電動自転車もとてもラクで、快適に龍源寺間歩まで往復できました。

清水谷精錬所跡。1894年(明治27年)に起工し翌年完成した先端技術による製錬所の遺跡。
巨費を投じてつくったものの、不採算などの理由のためわずか1年半で操業中止となったそうです。

途中の空き地にあった古いカート。石見銀山とは全く関係ないけど(たぶん)
気になる「ごまどうふ」の店に寄り道

「龍源寺間歩」に自転車で向かう途中でとても気になった「ごまどうふ」の看板の店にちょっと立ち寄り。

手づくりのごまどうふ

店内にはごまどうふだけでなく、手作りのおいしそうな総菜もいろいろ。

「芋ごはん」や「魚のフライ」

「ゆず皮甘露煮」に目が惹かれる。

総菜もだけど、お刺身も新鮮でおいしそう。

お魚は太田市の漁港で仕入れ。

著名人も訪れたり、テレビ番組にも登場したことがあるそうで、ごまどうふなどの説明とともに店主さんがいろいろ話してくれました。

「ごまどうふ」だけでなく、ゆず皮甘露煮、そして、刺身までも購入。車に戻って来て早速いただくことに。

ごまどうふ、すごくおいしかった!ゆず皮甘露煮も、手作りならではのやさしい味わいでおいしかったです。

「車で少し行けば、海辺でおいしい海鮮丼を食べられるところもあるのに、なぜここで刺身?」と思いながらも、でも、山に囲まれた静かな場所で味わう新鮮な刺身も、雰囲気も手伝ってか、いつもとはちょっと違ったおいしさがありました。
お目当てのカフェには行けなかったけれど、思わぬところでうまいものに出会えて、楽しい寄り道になりました。
大森地区を歩いてみる|町家や神社、かわいい子猫にも出会う

食べ終わって、大森地区を歩いて散策。
「熊谷家住宅」は、石見銀山で最も有力だった商家の旧宅です。

代官所跡にある「いも代官ミュージアム」には、石見銀山に関する貴重な資料などが展示されています。

城上神社へ向かう途中、かわいい子ねこたちを発見。

こちらは城上神社。拝殿の鏡天井には、極彩色で描かれた「鳴き龍」があります。

「鳴き龍」の下で手を叩くと、音が美しく共鳴し、まるで龍の鳴き声のように響きます。

神社から戻ってくると、さっきの子ねこたちのところに母ねこが戻ってきていました。
道の駅 ごいせ仁摩でひと休み

次の目的地「物部神社」へ向かう前に、少しだけ道を戻って「道の駅ごいせ仁摩」へ。
行きにトイレ休憩で立ち寄っただけなので、もう一度寄ってみることにしました。
ちなみに「ごいせ」は、石見地方の方言で「いらっしゃいませ」という意味だそうです。

「さしみ醤油キャラメル」いったいどんな味なのか、すごく気になったけど、結局購入せず。ちょっと心残りも。

抹茶プリンと珈琲プリン、それにアイスラテでちょっと休憩。お土産に、わかめ茶漬けを3種類購入。
石見国一宮 物部神社で「勝石」を撫でて運気をいただく

道の駅でひと休みしたあと、「物部神社」へ。石見銀山から車で20分弱です。

物部神社は、古代の豪族・物部氏の祖神とされる宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)を祀る神社です。

島根県内では出雲大社に次ぐ大規模な本殿。

春日造りの社殿ですが、出雲地方の建築様式も随所に見られるのが特徴だそうです。

本殿と授与所の間を抜けると「勝石」があります。

御祭神が腰かけられたと伝わり、運気が宿るとされる「勝石」。撫でることで、すべての願いに通じる「勝運」を授かると言われています。

「願叶 勝石」をしっかり撫でて、運気を授けていただきました。

「御神馬像」 物部氏や戦国大名に関係する馬なのかなと思って見たら・・・無敗の三冠馬シンボリルドルフの父、パーソロン号の像でした。シンボリルドルフの馬主が物部神社の氏子だったことから奉納されたそうです。
名馬シンボリルドルフの圧倒的な強さの秘密は、もしかしたらここにあったのかも。
次は「さんべ縄文の森ミュージアム」へ
物部神社を後にして、縄文時代の埋没林がそのまま保存・展示されている「さんべ縄文の森ミュージアム」へ。その後、道の駅にも立ち寄りながら出雲へ向かいました。この先もまだ旅は続きますが、続きは次回で・・・
よろしければこちらの記事もご覧ください。
⇒大阪・中津「SOMA」|ずっと気になっていた人気のスパイスカレーを食べてきた一日

