松江・宍道湖畔のカフェ「梢庵」と玉作湯神社&松江城|特急やくもで行く山陰旅④
出雲大社を参拝し、出雲そばなどを食べた後、宍道湖畔で偶然見つけた「焙煎珈琲工房 梢庵」でひと休み。古くから玉作りとゆかりのある玉作湯神社にもお参りし、1日目に滞在した松江市内へ戻ります。
(前回記事:出雲大社参拝やいずも蕎麦を食べた時の様子は⇒「こちら」です)
宍道湖畔の「焙煎珈琲工房 梢庵」へ

「献上そば 羽根屋 本店」を出て玉作湯神社へ向かう途中、マップで見つけた「宍道湖ビュースポット」か、「宍道湖ふれあいパーク」の展望台に立ち寄ってみる予定でした。
しかし、厚い雲に覆われた空から小雨がぽつぽつと降ったりやんだり。やむなくそのまま通り過ぎてきました。
とは言え、せっかくなので宍道湖畔で一休みしたいと、場所を探しながら車を走らせます。

道路沿いにあったのがこちらの「梢庵」。 目の前には宍道湖が広がる景色と「焙煎珈琲工房」という文字にも惹かれ、入ってみることに。

店の入り口も、落ち着いた雰囲気でいい感じです。

店内に入ると、窓から宍道湖を眺めることができます。湖を眺めながらゆったり過ごせるテラス席もありました。

店内には焙煎機があり、世界各地のコーヒー豆を焙煎しているそうです。いろいろな種類の焙煎豆が並んでいます。

コーヒー豆だけでなく、ドリップパックやミルなどのコーヒー器具もいろいろ販売されていました。

メニューにはブルーマウンテン、マンデリン、キリマンジャロなどのストレートコーヒーのほか、オリジナルブレンドもいろいろ。

「今月のおすすめ珈琲」は3種類。コーヒーだけでなく、おいしそうなランチや軽食、セットメニューもいろいろあります。

ケーキセットを注文。ケーキはショーケースの中から好きなものを選べます。選んだのは「イチジクのケーキ」と「スペシャルブレンド」。
コーヒーはポットで出てきて、自分でカップに注ぎます。「スペシャルブレンドは、コロンビア・インドネシア・エチオピア」の豆をブレンドしているそうです。

こちらは今月のおすすめ「高麗人参ブレンド」。せっかくなので、ちょっと変わったものをと思い、注文してみました。
松江市八束町の特産品・高麗人参を焙煎し、コーヒーと組み合わせたのだそうです。

注文するときには気づかなかったけれど、好みのカップを選ぶこともできたようです。偶然立ち寄りましたが、おいしいコーヒーでいい時間を過ごせました。

梢庵ブレンドとスペシャルブレンドのドリップパックをお土産に買ってきました。
古代の玉作りの里「玉作湯神社」へ

玉造温泉街の外れにある「玉作湯神社」にやってきました。『出雲国風土記』にも記されている古い神社で、玉作りの神・櫛明玉命、国造りと温泉療法の神・大名持命(大国主命)、温泉守護や医薬の神・少彦名命の三柱が祀られています。

「玉作」という地名は、その名のとおり「玉を作っていた場所」に由来します。
近くの花仙山では、良質な青めのうや碧玉が採れたことから、古代から平安時代にかけて勾玉などの玉を作る一大産地として発展。玉を作る人々「玉作部(たまつくりべ)」も、この地域で暮らしていたそうです。
境内そのものが国指定史跡の「玉作遺跡」になっています。

境内には、山から現れたと伝わる「願い石」が祀られ、その隣には青めのうの原石も置かれています。触れて祈ると願いが叶うといわれています。
ちなみに、玉造温泉の「玉造」と玉作湯神社の「玉作」で字が違うのもなぜと思いチェックすると、本来は「玉作」だった地名や社名に、江戸時代以降、一般的な「造」の字が使われるようになったのだそうです。
松江城と城山稲荷神社
玉作湯神社を後にして、宍道湖畔を走る道路から、山陰旅行1日目に宿泊した松江市内へ戻ってきました。1日目の松江城をみた時のことは飛ばしていたので、その時のことと併せて松江での様子を少し。
国宝・松江城の天守へ

松江城周辺では、「おもてなし駐車場制度」があり、観光客向けに土・日・祝日など公共施設の駐車場を無料開放されていました。
お城近くの県庁の駐車場に車を停め、松江城周辺を散策。
松江城へ向かって歩いていると、ちょうど堀川めぐりの船が通っていきました。お堀をゆっくり進む船を眺めながら、松江城へ向かいます。

松江城のお堀に架かる「千鳥橋」です。

松江城は、全国に現存する12天守のひとつで、国宝にも指定されています。実際に訪れてみると、思っていたよりもこぢんまりとした印象でした。

天守の内部へ。

展示や説明パネルを見ながら、急な階段を上って最上階を目指します。

天守最上階からは、宍道湖や松江の街並みを360度見渡すことができます。

松江城の一角に建つ「興雲閣」。明治36年(1903年)に建てられた洋風建築。

興雲閣の隣にある「松江神社」。初代藩主で、徳川家康の孫にあたる松平直政らを祀る神社です。
後から知りましたが、松平直政が、信州・松本藩から松江藩へ国替えとなった際、松本からそば職人を伴って赴いたとされ、そのことが出雲地方に本格的な「そば切り」の文化が伝わるきっかけになったのだとか。
松本城と松江城は、どちらも現存天守で国宝というつながりだけでなく、そばでも松本とのつながりがあるとは・・・。信州・松本のそば文化が現在の「出雲そば」につながっていると知り、ちょっとわくわくしました。

石垣の下から松江城を見上げると、近くで見るのとはまた違った迫力があります。

敷地内を歩いていると、「電気発祥の地」と書かれた碑が???
気になって調べてみたら、ここにはかつて発電所が建てられ、明治28年(1895年)に松江市内で初めて電気が灯ったのだそうです。
なぜお城の敷地内に発電所が?と思いましたが、当時は電気を届ける必要のある官公庁や市街地に近く、公有地でもある城の敷地を借りるほうが、手続きも簡単で費用も抑えられたため、ここに発電所が造られたとのこと。
小泉八雲ゆかりの城山稲荷神社
松江城の天守がある城山を歩き、「城山稲荷神社」へやってきました。武家屋敷が並ぶ「塩見縄手」方面へ抜ける途中にあり、松江城と合わせて立ち寄りやすい場所です。

境内へ向かうと、赤い鳥居がいくつも並んでいます。

階段を上って神門をくぐると、その先に拝殿があります。

拝殿を取り囲むように、たくさんのキツネの像が並んでいます。ここは小泉八雲のお気に入りの散歩コースで、八雲も毎日のようにこのあたりを歩いていたそうです。

こちらが小泉八雲が特に好んでいたという「石狐」だったそうです。
宍道湖畔のホテルのおいしい朝食と温泉
3日目は、「松江ニューアーバンホテル本館・別館」に宿泊しました。
宍道湖がすぐそばにあり、松江城へも徒歩10分ほどで行けて、周辺には居酒屋や飲食店もあり便利な場所にあります。

泊まったのは「本館」のほう。
1日目に泊まった、オープン間もない「ダイワロイネットホテル松江駅前」と比べると、設備などは少し年季を感じますが、部屋の窓からは宍道湖を一望できます。この日はあいにくの天気でしたが、晴れていれば部屋から宍道湖の夕日を眺められたようです。
すぐ隣の別館にある大浴場が温泉であるのはとてもよかったし、1階にコンビニがあるのも便利でした。

朝食は本館9階の展望レストランで、宍道湖を眺めながら気持ちよくいただきました。
景色もよかったけれど、それ以上に印象に残ったのが朝食のバイキング。
山陰地方の食材や特産品を使った料理がいろいろと並び、手作り感のある料理も多く、朝からついつい食べ過ぎに。
松江ニューアーバンホテル 本館・別館の詳細などはこちら(じゃらん)
ちなみに、山陰旅1日目に泊まったのは「ダイワロイネットホテル松江駅前」です。

「ダイワロイネットホテル松江駅前」は名前のとおりJR松江駅から徒歩約3分。2026年8月に開業したばかりのホテルです。

オープンして間もないこともあり、エントランスにはたくさんのお祝いの花が飾られていました。

泊まったのは「スーペリアツイン」の部屋です。

設備や備品も真新しく、部屋に入ってうれしくなりました。こちらはバスルーム。3階にある大浴場を利用したので、今回は使いませんでした。
キャッシュレス決済のみですが、館内にはセルフコンビニもあります。
ダイワロイネットホテル松江駅前の詳細などはこちら(じゃらん)

「ダイワロイネットホテル松江駅前」に宿泊した翌日は、早めに石見銀山へ向いたかったので、前日の夕方に朝食を調達しました。
購入したのは、JR松江駅の駅ビルにあった「おむすび三休 シャミネ松江店」。いろいろな種類のおむすびが並んでいて、仁多米を使ったおいしいおむすびでした。
4日目は松江から東に向かい、美保神社や境港などを巡り、皆生温泉へと向かいます。
〇よろしければ前回までの記事もご覧ください。
⇒特急やくもで行く山陰旅①|世界遺産・石見銀山のごま豆腐と子ねこ&物部神社の勝石
⇒特急やくもで行く山陰旅②|さんべ縄文の森から神西湖畔の温泉宿のどんちっちノドグロ
⇒特急やくもで行く山陰旅③|出雲大社参拝とカワセミ遭遇&出雲そば羽根屋にぜんざい

