松江から美保神社・境港へ!雨上がりの青石畳通りと旬の紅ズワイガニ|特急やくもで行く山陰旅⑤
山陰旅行4日目は、松江市内から美保神社、鳥取県の境港を巡り、皆生温泉へと向かう行程です。
少し振り返りとして、JR米子駅で特急やくもを降りてレンタカーで巡った「これまでの3日間の行程」をGoogleマップを利用してまとめてみました。
1枚の地図に詰め込むと少し分かりづらくなってしまったため、2枚に分けてみました。

【1日目と2日目】米子を出て、松江から石見銀山まで行き、出雲まで戻る行程です。

【3日目】出雲から再び松江にも戻る行程です。
松江から出発!中海と境水道大橋で美保神社を目指して

せっかくなので、中海に浮かぶ「大根島」と「江島」を経由して、一旦境港に入るルートで向かいます。この道は干拓事業によって陸続きになった道路なのだそう。
海面が目線からとても近く、まるで海の上を走っているかのようで、高波が来たら車ごとさらわれてしまいそうな道路です。

「境水道大橋」を渡り、境港市から島根半島の美保関側へ入っていきます。空にはだいぶ雲が広っていますが、なんとか天気が持ってくれればいいのですが。
対岸に見える境港の風景をしばらく眺めながら、美保神社を目指します。

因みに、「境水道大橋」は長さ約709m、海面からの高さ約40mを誇る巨大な橋です。5千〜1万トン級の大型船が下を通れる構造なのだそうです。
直前に「ベタ踏み坂」と呼ばれるCMで話題になった「江島大橋」も通りましたが、走っているときの「おおー!」という感覚は、この境水道大橋の方が強く感じたような気がします。
福を授かる事代主神の総本宮「美保神社」へ

美保神社の入口に佇む「一の鳥居」です。
ここに祀られている「事代主神(えびす様)」と「美穂津姫命(みほつひめのみこと)」は、出雲大社の御祭神である「大国主命(だいこく様)」のお子様と奥様にあたると伝えられています。
そのため、出雲大社と美保神社の両方をあわせて参拝する「両参り」をすることで、ご利益がさらに増し、より素晴らしいご縁に恵まれると言われています。

二の鳥居。

神門です。

「拝殿」です。壁がなく吹き抜けになっている独特な構造で、 重厚な佇まいです。

拝殿の奥に本殿が見えます。国指定重要文化財にも指定されているこの本殿は、2つの「大社造り」が左右に並び、それらをひとつに結んだ「比翼大社造り(美保造り)」という全国的にも極めて珍しい建築様式なのだそうです。

参拝の途中で突然強い雨が降り出したため、神門横でしばし雨宿り。強い雨だったけど、すぐに上がったので、本殿の横を通って境内の裏手へと回ってみました。

本殿の後ろ側からは、2つの大社造りが左右に並ぶ「美保造り」の独特な構造がよく見えます。

本殿の裏手には「若宮社」「今宮社」「秘社」といった境内社も静かに鎮座していました。

「御霊石」
樹齢約500年の原木とカフェの「いか団子串」

美保神社の参拝を終え、一の鳥居の傍にあった無料休憩所を少し覗いてみることに。

「神話と伝説の美保の関」という興味深い解説パネルが何枚も展示されていました。

中には樹齢約500年の「五本松の原木」が展示されていました。

休憩所の向かい側にあるカフェのメニュー看板。

気になった手作りの「いか団子串」。注文してからその場で焼き上げてくれて、熱々香ばしくて美味しかった。
歴史と情緒が残る情緒が残る「美保関漁港」と「青石畳通り」

美保神社のすぐ前には「美保関漁港」が広がっています。
江戸時代には「出船千隻、入船千隻」と称されるほど賑わい、北前船の西回り航路における重要な「風待ち港」として栄えた歴史ある港町なのだそうです。

一の鳥居のすぐ脇にある門をくぐると、そこが「青石畳通り」。
江戸時代、このあたりは宿屋を兼ねた海産物問屋がずらりと軒を連ね、美保関のメインストリートとして大変賑わっていたそうです。

この通りには、物資の積み下ろし作業をスムーズにするため、美保石と呼ばれる、海から切り出された青石がびっしりと敷き詰められています。

先ほど突然降った雨のおかげで、濡れた石畳の青い色がより一層濃さを増していました。雨上がりだからの情緒あふれる風景に出会えました。
境水道大橋を渡り、「境港」へ!旬の紅ズワイガニを堪能

本来なら美保神社のあと、美保関灯台など周辺の海の景色も見て回りたかったのですが、再び強い雨が降ってきたため断念。予定を切り上げて、再び境水道大橋を渡って早めに境港へやって来ました。
到着したのは「境港水産物直売センター」。ただ、ホテルの朝食バイキングを食べ過ぎていたこともあり、まだあまりお腹が空いていないという何とも微妙な時間帯の到着となってしまいました。

境港は山陰を代表する大漁港。全国トップクラスの水揚げ量を誇る「紅ズワイガニの街」としても有名です。
港周辺には獲れたての新鮮なカニや海鮮を扱うお店が立ち並び、旬の味覚を求めて多くの観光客が訪れる場所です。

ただ、平日の微妙な時間帯だったためか、思ったほどの混雑はなし。

とりあえず、センター内の店をぐるりと散策してまわります。

どの店内にもとれたての新鮮な魚介類がたくさん。こんな新鮮な海鮮が身近で手に入るなんて、近くに住んでいる人が本当に羨ましい。

生鮮だけでなく、干物や加工品なども豊富に揃っていて、見ているだけでも楽しくなります。

とは言え、やっぱり何といってもカニ!

この時期に水揚げされているのは、鮮やかな赤が特徴の「紅ズワイガニ」。ブランドガニである「松葉ガニ」の解禁は11月以降になるそうです。

あちこちのお店を見て回り、店員さんに声をかけられていろいろ教えてもらううちに、「どれを買うのが正解なんだろう…!?」と逆に迷ってしまいそうになります。

もうどれがお買い得だったのか分からなくなりましたが、手頃で美味しそうなカニを購入。
テーブルに新聞紙を敷いてさっそくいたきました。身がみずみずしくて甘みが強く、文句なしの美味しさです。そして、市場の魅力を前に誘惑に勝てずにお寿司も一緒に。
この後、水木しげるロードに立ち寄り、宿泊先の皆生温泉の宿へと向かいます。
〇よろしければ前回までの記事もご覧ください。
⇒特急やくもで行く山陰旅①|世界遺産・石見銀山のごま豆腐と子ねこ&物部神社の勝石
⇒特急やくもで行く山陰旅②|さんべ縄文の森から神西湖畔の温泉宿のどんちっちノドグロ

