【北海道キャンプ&車中泊】みさき台公園キャンプ場と霧多布岬キャンプ場

 キャンプと車中泊を楽しみながら北海道を旅した中で「霧多布岬キャンプ場」と「みさき台公園キャンプ場」は特に印象に残ったキャンプ場でした。それぞれのキャンプ場での様子や立ち寄った周辺のおすすめスポットを紹介したいと思います。

1. 霧多布岬キャンプ場

夕日と星空に癒されるキャンプ場

 北海道の道東エリアに位置する「霧多布岬キャンプ場」は、太平洋沿いの厚岸郡浜中町にあり、太平洋に面したキャンプサイトから、広がる海の景色を一望できるキャンプ場です。

 このキャンプ場は美しい海岸線と青い海が目の前に広がる小高い場所にあり、キャンプ場に到着した瞬間から心地よい風と波の音が迎えてくれます。
 特に海の向こうに沈む美しい夕日を見ることができる夕暮れ時と、夜の星空の広がりは北海道にいるということを強く感じさせてくれました。

 キャンプ場へ来る途中で買い出しをしていなかったことや霧多布湿原で時間をかけ楽しんでいたこともあり、この日の夕食は車で5分程の場所にある「霧多布温泉 ゆうゆ」ですませました。食事と入浴でリラックスした後、キャンプ場に再び戻り「ゆうゆ」で購入してきた缶ビールとストックのつまみで、焚火を前に再びゆったりとした心地よい時間を過ごしました。

 翌朝は日の出前に起きて、霧多布岬まで海からのぼる美しい朝日を見に出かけた後、目の前に広がるきれいな青い海の風景を眺めながらの朝食タイムをゆっくりと楽しむことができました。

霧多布岬キャンプ場《北海道厚岸郡浜中町湯沸41》

・テント泊は無料。予約不要(ただし、利用の際は「霧多布温泉 ゆうゆ」で申込書を記入し、利用許可証の交付を受ける必要あり。)
・バンガロー利用は事前予約必要(有料:18棟)
・ゴミ処理のためには50円の指定ゴミ袋の購入が必要。
・炊事場、トイレ(簡易水洗)あり。
・サイトへの車の乗入れ不可(駐車場はサイトに隣接)

・キャンプ場受付・バンガロー予約先
 霧多布温泉ゆうゆ(電話0153-62-3726) 

周辺のおすすめスポット

(1) 霧多布湿原

 3,168haの広さを持つ国内有数の湿原で野生の動植物が豊富で、自然の息吹を感じることができる場所です。四季折々の姿を見せ、多くの花々が湿原を彩り『花の湿原』とも呼ばれていて、時折タンチョウ、オオワシなどを見ることができる場所です。

(2) 霧多布岬

 霧多布半島の東の端にある「霧多布岬」は、キャンプ場から近く、徒歩で先端まで行くことができ、海から昇る朝日も楽しむことができます。今回は雲が広がっていたため海からの朝日は見られませんでしたが、朝日に照らされた海の風景は本当に素晴らしいものでした。

 野生のラッコが見られることもあるそうですが、残念ながら出会えませんでした。地元新聞には、「ドローンを飛ばす人が来ることにより、ドローンの音に驚いて岬から離れることが多くなってしまったのではないか」との関係者の声が紹介されていました。

(3) アゼチの岬

 霧多布半島の西の端にあるアゼチの岬。こちらも夕日の美しいスポットで、壮大な景色を楽しむことができます。
 映画のロケ地にもなったそうです。

(4) 温泉施設 ゆうゆ

 位置的には霧多布岬よりアゼチの岬に近く、広い館内ではゆっくりと過ごすことができます。温泉はとても気持ちよく、レストランで食事も可能です。
 霧多布岬キャンプ場のある浜中町は「ルパン三世」の原作者モンキー・パンチさんの故郷であるため、あちこちでルパン三世に会うことができます。ゆうゆの中にも愛車とともにその雄姿がありました。

2. みさき台公園キャンプ場

美しい日本海と心に刻まれる夕日の絶景キャンプ場

 「みさき台公園キャンプ場」は、みさき台公園内にあるキャンプ場で、その名の通り、岬の美しい景色を楽しめる場所にあります。公園全体が道の駅「ロマン街道しょさんべつ」に登録されていて、約20万m²の広大な敷地を誇ります。キャンプ場の他にも、温泉宿泊施設、天文台、パークゴルフ場、ゴーカート場などがあり、多彩な楽しみ方ができるスポットになっているため、夏季の観光シーズンなど中心にキャンプ場は大人気のようです。

 今回訪れたのが、紅葉時期が始まる観光シーズン前の平日であったためか、キャンプ場利用者が少なく、ゆったりとした時間を過ごすことができました。キャンプ場は上段・下段の2エリアに分かれています。どちらも芝生が広がるスペースで、立木がほとんどないため、360度のパノラマビューを楽しむことができます。
 天候にも恵まれ、夕日が美しいとの情報のとおり、2泊とも息をのむような夕日を眺めることができるなど、絶景を眺めながら北海道のキャンプを満喫しました。

 公園内に天文台があることからもわかるように、こちらのキャンプ場も星空を楽しむことができるそうですが、夜は雲が広がり残念ながら満天の星空を堪能するということはできませんでした。

みさき台公園キャンプ場《北海道苫前郡初山別村豊岬》

・みさき台公園キャンプ場は無料。
・隣接地するバンガロー(9棟)は有料で要予約:ホテル岬の湯フロント(電話0164-67-2031)
・サイトへの車の乗入れ不可(駐車場はサイトに隣接)
・炊事場(複数)、トイレ(水洗)あり
・公園内に温泉施設あり。

※公園内に別にあるオートキャンプ場の利用は有料(電話0164-67-2077)

周辺のおすすめスポット

(1)金毘羅神社

 キャンプ場から海岸線に降りていける階段があり、この階段を降りると海の中に鳥居がある「金比羅神社」へと行くことができます。海に浮かぶ鳥居は非常に神秘的で、写真映えするスポットです。 

(2)しょさんべつ温泉 ホテル 岬の湯

 公園内でキャンプ場のすぐ近くにある温泉宿泊施設。リラックスできる温泉と、地元の食材を使った食事が楽しめるレストランもありました。
 施設の向かいに道の駅とトイレ棟がありますが、シーズンを過ぎたためなのか道の駅の店舗はしまっていました。

(3)日本海オロロンライン

 
 北海道の北西部を走る石狩市から稚内市まで約380kmにわたって続く美しい海岸線沿いの道路です。日本海の深い青と広がる空のコントラストや利尻富士やサロベツ原野などの雄大な風景が目を楽しませてくれるドライブルートで、道中には、歴史ある町並みや漁港、そしてグルメスポットが点在しています。みさき台公園もこのルート沿いにあります。

(4)セイコーマート初山別店

 人口1,300人の過疎地域にあえて出店したコンビニで、NHKのドキュメンタリーにも登場していました。地元の方々に愛される存在で、2泊の朝食やビールにおつまみ調達などキャンプ中はとてもお世話になりました。

また訪れたいと思える素晴らしい場所

 北海道のキャンプと車中泊の旅では、大自然の中でのんびりと過ごすことができました。特に「霧多布岬キャンプ場」と「みさき台公園キャンプ場」は、自然の美しさを楽しむことができる素晴らしい場所でしたので、いつかまた訪れたいと思っています。

【北海道のキャンプ&車中泊旅】の中で出会った朝日や夕日についてまとめています。
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