【鉢植え果樹】訳アリみかん 種を植えてみたら芽が出た!?〜鉢に植えたその一年後〜

ネットで出会った爽やかでジューシーな甘さの「河内晩柑」 出てきた種を植えたら芽が出てきた
昨年、ネットショップで買った「訳アリ」みかんが驚くほどおいしくて、なんとなく中に入っていた種を鉢に蒔いたところ、その後、芽がでました。その一年後、芽はどうなったかを紹介したいと思います。
紀伊長島にキャンプに訪れた際出会った、忘れられない味
その種からでた芽の話の前に、ちょっと別のみかんの話から。
もう十数年も前の話ですが、三重県の紀伊長島にキャンプへ行ったときのこと。2泊目に近くの日帰り温泉に行った帰り道、みかん畑に囲まれた道沿いで、おばあちゃんが畑の脇の小屋の中で、収穫したてのみかんをネットに詰めて販売していました。
なんだかその素朴な光景に惹かれ、ひと袋購入し家に帰ってから食べてびっくり。
これが、想像以上においしかった!
「さすが、日本有数の産地の、採れたてのみかんは違う・・・」と感動。
甘さと酸味のバランスが絶妙で、口いっぱいに広がる果汁。まさに、太陽の味でした。

時期は、確かゴールデンウィークの頃。
今は様々な名前の柑橘類がスーパーの店頭に並んでいます。
温暖化の影響や品種改良なども進んだりで、この時代に、この時期、紀伊長島の辺りで獲れたのはどんな種類のみかんなのか柑橘類なのか、なんの表示もなかったのでわかりません。
いつかまた同じ時期に訪れて、あの味に再会できればと思っています。
ネットで買った愛媛県産の「河内晩柑」の種から芽が出た
昨年の春、ネットを見ていたら、偶然おいしそうな「みかん」が目に留まりました。
産地は、こちらも日本有数のみかんの産地の「愛媛県」。
ちょっと遠いので、簡単に直売所や道の駅でというわけにはいかないのと、「訳アリ」商品で「お買い得」と言うのにも惹かれて思わず購入してしまいました。
買ったのは「河内晩柑」です。
食べた訳アリの「河内晩柑」幾つかから、種がでてきたので、何気なく鉢に植えてみました。
正直、期待もしていなかったので、時々水を与えたりしている程度でした。
が、ある時気が付くと、小さな緑の芽が土の中から顔を出していました。しかも、2つ。

それから約一年たった姿が・・・こちら。

今では30cmほどに成長し、小さな葉っぱをたくさんつけた元気な若木に育っています。
今年も再会「見た目は不揃い。でも味は絶品!訳アリ「河内晩柑」
鉢の中の成長した若木を見ていて、あのおいしさを思い出し、今年も「訳アリ」の河内晩柑を購入しました。

届いたので早速開封。 一年ぶりの再会です。 開けた箱の中から太陽をたくさん浴あびて育った果実の香りが漂って来ます。
昨年購入して、箱を開けて中身を見た時は「はずれ」たかと思いましたが、中身はとても美味しく食べられたので今年も期待が膨らみます。


箱から取り出すとこんな感じ。
「訳アリ」なので、見た目は確かに、ちょっとごつごつ。擦れ跡やへこみのあるのもあるし、大きさもバラバラ。正直、見た目はスーパーで売られているみかんとは比べものにならないですが・・・
しかし、色艶はとても健康的な感じです。


一つ取り出して半分にカットしてみると、外見こんな感じでも中はbeautiful! そして、果汁がじゅわっとあふれ出てみずみずしい。

少しアップで。昨年はこの箱の中の果実の幾つかに種があるものがありました。

口に入れると甘くて濃いみかんの味。果肉は柔らかで、とてもジューシーです。何事もそうですが、見た目で判断してはいけないということを、改めて教えられました。
箱を開けると、正に「訳あり」って、感じで、難もありますが、 昨年購入したものは、たくさん入っていて、ほとんど全て美味しく食べられました。種はいくつかの果実から出てきましたが、今年は果たしていくつ出てくるか。
数が多いのですぐに食べ尽くすという訳にはいきませんが、昨年は冷蔵庫に保管しておいたところ長持ちしました。
小さな楽しみと大きな妄想~いつか実るその日まで~
今年もまた、種が出てきたらポットに蒔いてみようと思っています。
続けていたら、もしかしたら数年後、実がなり、おししい河内晩柑が食べられるかもしれない——などと、つい妄想が広がってしまいますが・・・
生産者たちは時間と手間をかけて、ようやくあの美味しい実を育てているのだから、そんなに簡単にいったら苦労はしないね。
でも、いつか実がなる日を夢見て、水をあげ続けています。
