世界陸上を観戦して「セイコーミュージアム銀座」も観て「Venchi」でジェラードも

国立競技場で開催された「世界陸上2025東京大会」第8日目イブニングセッションを観戦してきました。 この日は男子「4×100mリレー」や「4×400mリレー」で日本チームが決勝進出をかけた注目の競技などが行われた日です。
また、観戦に先立ち銀座に向かい、世界陸上の関連イベントやちょっと気になった看板の店に立ち寄ったりして楽しんできました。
世界陸上観戦前に関連イベントで訪れた銀座の「セイコーミュージアム」&「よもだそば」と「Venchi」
東京に到着してから、世界陸上東京大会のイブニングセッション開場時間までは少し余裕がありました。
そこで、時間まで、大会スポンサーの「SEIKO」が東京大会の記念に開催している展示イベントを見に、銀座へ向かうことに。
目に飛び込んできた看板 自家製麺とインドカレーの店 「よもだそば」

イベント会場の「セイコーハウス」を探して銀座を歩いていると、目に飛び込んできたのは銀座らしからぬ看板。
「早い!安い!うまい!」――自家製麺とインドカレーの店「よもだそば」


思わず入店したものの、ずらりと並ぶ大きなメニュー表を前に、どれにするか迷ってしまいました。

ここでは軽くそばだけと思い券売機で「かけそば」の食券を購入。

しかし、店内に漂うカレーの香りがあまりに魅力的で、結局カウンターで「半よもだカレー半たぬきそばセット」に変更してもらいました。
出てくるのが早く、ボリュームもあって、そしてお財布にもやさしい。銀座の真ん中にこんなお店があるのは、本当にありがたいことです。
イタリアの老舗 チョコレート&ジェラート専門店「Venchi」

この日は曇り空で、数日前までの猛烈な暑さも少し和らいでいたものの、カレーと温かいそばを食べたあとは、さすがに身体もちょっと汗ばむ感じに。
この店に入る前に隣の店先で何人もの人が並んでジェラートを食べている姿を見かけていたので、そばとカレーを食べながら気分はすでにアイスモード。 というわけで、そのまま隣の店へ。

なんと、その隣の店はイタリアを代表する老舗のチョコレート&ジェラート専門店の「Venchi(ヴェンキ)」でした。

食べたのは新鮮なミルク味の「フィオールディラテ」と「マンゴー」のジェラート。ひと口食べると、その冷たさとともに濃厚なミルクのまろやかさとマンゴーの爽やかな甘酸っぱさが口いっぱいに。

ジェラートを待つ列に並んでいる間、事前に買う覚悟を決めてこない限り、なかなか手を伸ばせないような高級チョコレートを眺めていました。
しかし、見ているとやはり「ちょっと」という気持ちが湧いてきて、比較的お手頃と思える(並んでいる中では!)板チョコをひとつ購入。
国立競技場での観戦中や帰りの列車内で食べ、ちょっとだけ贅沢気分を味わいました。
間違って「セイコーミュージアム銀座」へ「東京2025世界陸上特別企画展」

「Venchi」を出て通りを歩いていると「セイコーミュージアム銀座」の看板が。

中には「東京2025世界陸上特別企画展」開催中と黄色い文字で書かれた案内表示版も見えました。
受付に行くと「ご予約は?」とのこと。サイトをチェックした時には、「予約が必要などと目に留まらなかったけど・・・」と思っていると、「予約人数の空きが出ているので大丈夫ですよ」との優しい案内をいただき無事入場することができました。
後で確認したらここは行こうとしていた「東京2025世界陸上特別企画展」が行われていた「セイコーハウス」とは違う場所でした。しかし、ラッキーなことにここでも世界陸上に関わるイベント展示が行われていました。
世界陸上のこれまでの軌跡や競技を支えている計時・計測システムの展示

世界陸上の歴史を支えてきたセイコーの技術が、大会や活躍したアスリートのことなどとともに大きなパネルで紹介されていました。






現代の大会で使用されているフォトフィニッシュシステムやトラックサイドクロック、スターティングブロックや過去の計測で使われていた手動式ストップウォッチなどの展示。

「東京2025世界陸上特別企画展」と書かれたポスターの横には来場者が書いた選手への応援メッセージが貼られたボード。
「セイコーミュージアム銀座」時計の歴史と技術を体感できる場所
「セイコーハウス」間違って訪れたものの、「セイコーミュージアム銀座」は他フロアの展示も含めてとてもよかったのでちょっと紹介を。
「セイコーミュージアム銀座」は、時計の歴史と技術を体感できる無料の博物館(予約優先)で、館内は地下1階から地上6階までの全7フロアで構成されており、時代を超えた時計の展示がずらりと並んでいます。
館内には、昔の日時計や和時計から、オリンピックで使われたスポーツ計時機器、最新の高精度な時計まで、時代を超えたさまざまな時計が並び、時代ごとに人々の“時間の感じ方”が移り変わってきたことを楽しく学べる場所です。
6階「グランドセイコーミュージアム」


6階の「グランドセイコーミュージアム」は2024年4月に新たに設けられた展示フロア。
このフロアには、グランドセイコーの歴史的製品100点余りが一堂に並び、1960年のブランド誕生から今日に至るまでの進化と発展の歴史を見ることができます。
日本が世界に誇る高級時計ブランド「グランドセイコー」の、精緻な技術と美しいデザインを堪能できます。
5階から1階の展示











【5階:いろいろな時間】
ファッション性やデザイン性を重視した多彩な時計が並びます。グランドセイコー、クレドール、アストロンなど現代の人気ブランドの魅力に触れられます。
【4階:精巧な時間】
セイコーの名機や革新モデルが勢ぞろい。懐中時計や掛時計から、世界を驚かせたクオーツ時計まで、精度と技術の進化を間近で見ることができます。
【3階:自然が伝える時間から 人がつくる時間】
日時計や水時計、そして和時計など、自然現象を利用した“原始的な時間”から人の手によって生み出された時計の歴史をたどれます。時間の概念がどのように発展してきたかを学べる貴重な展示です。
【2階:常に時代の一歩先を行く】
創業者・服部金太郎の挑戦と歩みを紹介。セイコーがいかに新しい時代を切り開いてきたかがわかり、日本のモノづくり精神を感じられるフロアです。
【1階:はじまりの時間】
ミュージアムの入口となるフロア。創業の精神に触れながら、これから始まる“時間の旅”への期待が高まります。ショップも併設されており、記念グッズや限定アイテムもチェックできます。
地下1階の展示

【地下1階:極限の時間】
オリンピックをはじめとしたスポーツ大会で使われた計時機器や、探検・冒険に挑んだ時計などを展示。精密なタイムキーピングの世界を体感でき、まるでアスリートと一緒に競技の舞台に立っているような臨場感があります。
このフロアが、「セイコーハウス」で大会期間中に開かれていた「東京2025世界陸上特別企画展」と思って見ていた場所でした。(帰るまで違うことに気が付いていなかった)
こちらは常設展示のようです。
【セイコーミュージアム銀座】
<開館時間>10:30~18:00(予約優先)
<休 館 日>月曜日・年末年始
<アクセス>
東京メトロ銀座駅B4出口 徒歩1分
JR有楽町駅中央口又は銀座口 徒歩4分
世界陸上2025東京大会 国立競技場で味わった熱気と感動
世界陸上2025東京大会、8日目のイブニングセッション。
この日は桐生祥秀選手を筆頭とする「リレー侍」が登場する男子「4×100mリレー予選」。中島祐気ジョセフ選手らが出場の「4×100mリレー予選」や田中希実選手の「女子5000m決勝」北口榛花選手らが出ているはずだった「女子やり投げ決勝」などが行われました。

少し前まで降っていた雨も、会場に着く頃にはすっかり上がり、大会中旬まで続いていた暑さも和らいでいて観戦しやすい状況に。

テレビでおなじみ「バナナマンのせっかくグルメ」のキッチンカーも出ていて気分を盛り上げてくれました。食べたかった「角煮まんじゅう」は残念ながら既に売り切れ。

公式グッズも大人気で、オフィシャルショップにはまだオープン前から長蛇の列ができており、こちらも断念しました。



スタジアム外には他にも大会スポンサーのブースが並び、展示や体験イベントも盛りだくさん。

新しくなった国立競技場を訪れるのは今回が初めて。旧国立競技場時代は、何度か観戦に訪れましたが、閉鎖される半年ほど前の「Jリーグナビスコカップ決勝」浦和レッズと柏レイソルの試合を見に来たのが最後で、それ以来の国立競技場です。

入場します。開場間もないことや少し前までの雨の影響もあってかすんなりと入場できました。

中に入ってみてもスタジアムの迫力は圧巻。自然と気持ちが高ぶります。
「男子4×100mリレー予選」スタジアムが揺れた瞬間

この日最大の盛り上がりとなったのは、やはり男子「4×100mリレー予選」。日本は第2組、8レーンからのスタート。

緊張感に包まれる中、バトンがつながるごとに会場のボルテージは上がり、見事決勝進出を決めると、スタジアムは大歓声に包まれました。あの瞬間の一体感は、現地観戦ならではの醍醐味です。
5万人の歓声が後押し「女子5000m決勝」

「女子5000m決勝」では田中希実選手が登場。結果は入賞ならずでしたが、見せ場をたくさん作り、最後まであきらめない姿に大きな拍手が送られていました。廣中璃梨佳選手がいなかったのは残念。
メダルも期待されていた「男子4×400mリレー」「女子やり投げ」

中島佑気ジョセフらが出場の「男子4×400mリレー」バトンリレーのシーンは迫力満点でした。決勝進出やメダルが期待されていましたが残念ながら予選敗退。選手の口惜しさが伝わってきました。

この日一番残念だったのは、女子やり投げの金メダル候補の「北口榛花」選手が決勝に進めず、その姿や活躍を見れなかったこと。あのすばらしい投てきとメダルを取るシーンへの期待はこの日観戦の楽しみの中の大きな一つだったので本当に残念でした。
東京開催で自身も何とか出場したかったし、大勢のファンに姿を見せたいと考えて、おそらく肘の故障をおして、無理して出場したのだと思います。
ゆっくりと休んでしっかり故障を直して再び彼女のあの豪快な投てきを見せて欲しいです。

DAY8イブニングセッションの入場者数「58,221人」東京2025世界陸上の総入場者数は619,288人となり、大会全体の入場者数は60万人を超えたそうです。
限定ピンバッジをゲット&銀座で見かけたもの

間違えて入った「セイコーミュージアム銀座」の地下1階展示フロアで、選手への応援メッセージを書くと限定の「東京2025世界陸上記念ピンバッジ」がもらえるとの表示が。
大会も残り2日となっていたので、もう無いだろうと思いつつも書いて受付に出すと、なんとゲットできました。国立競技場のオフィシャルショップでは大行列で記念グッズを買えなかっただけに、とてもラッキーでした。


歩いていたら偶然前を通った「セイコー マリオン・クロック」と2025年7月27日に約65年の歴史に幕を下ろした「丸の内TOEI」も記念に撮影。
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