富士山麓で世界陸上に挑む桐生選手の応援と日本記録に感動&朝霧高原と湖畔の富士山

いよいよ世界陸上東京大会が開幕しました。世界記録の更新や日本選手の活躍に期待が高まります。
先月、その世界陸上へ出場するための参加標準記録突破を目指し、桐生祥秀選手をはじめとした豪華なメンバーも集結し、日本記録も誕生した「日本グランプリシリーズ 山梨大会富士北麓ワールドトライアル2025」を富士吉田市にある「富士山の銘水スタジアム」で観戦してきました。
さらにその少し前の7月には、富士山麓に広がる朝霧高原方面へで、本栖湖や田貫湖の湖畔から富士山の雄大で美しい姿などを見て楽しんできました。
【富士北麓ワールドトライアル】世界陸上に挑むためトップ選手らが集結 !9年ぶりの日本記録更新も

桐生祥秀選手・山縣亮太選手・福部真子選手ら豪華な顔ぶれ
男子100mには桐生祥秀選手、山縣亮太選手、小池祐貴選手ら“9秒台ランナー”がエントリー。女子100mハードルには日本記録保持者の福部真子選手や寺田明日香選手も名を連ね、日本選手権さながらの豪華さに胸が高鳴ります。
実際、この大会で桐生選手は8年ぶりの9秒台をマークして世界陸上への切符を獲得。福部選手は惜しくもこの大会では突破ならずでしたが、その後の「福井ナイトゲームズ」で標準記録をクリアし、代表入りを果たしました。
「富士山の銘水スタジアム」で競技とグルメを楽しむ
競技場に到着したのは昼頃。午後の決勝種目には十分間に合いました。ところが競技場に着いて見た掲示板で、思わぬ事態に直面。

「女子100mハードル決勝、福部選手の名前がない…?」
競技場に入りスマホで速報をチェックすると、福部選手は予選トップ通過したものの決勝は棄権。その後の報道によるとどうやら体調を考えこの日は最初から予選の1本だけと決めていたようでした。
その後、競技場では、桐生祥秀選手が何やら表彰式のようなものが始まりました。午前中の予選レースで、8年ぶりとなる9秒台をマークし、この大会の大会記録をだしたこと?でのセレモニーでした。
桐生選手も世界陸上の参加標準記録を突破したため決勝は棄権とのこと。9秒台も見たかったし、やはり無理をしても早朝に出発して午前中から来るべきだったとちょっと後悔。

残念だったのは、場内でのスマホを含む写真撮影は許可を受けた関係者や所属団体に限られていたこと。桐生選手の晴れやかな姿を撮ることはできませんでした。
走っている選手の姿やスタジアムの中の様子などの写真は撮れなかったので場外の様子を。

山梨といえば「桃」なので、桃のスムージーを

吉田うどん。具もたくさん入っていておいしかった。
雷雨で最終種目は中止 それでも“歴史の瞬間”に立ち会えた「日本記録」誕生!
男子100m決勝はこの日の最終種目。開始時間が迫ってくると黒い雲が広がりだし、ちょっとぽつぽつと雨も。雷鳴も聞こえだし、結局決勝は中止に。
桐生選手が棄権とはいえ、決勝には、山縣選手や小池選手が順当に進出していたので会場全体に落胆の空気が。
しかし、この日は女子200mで、今年の日本選手権で短距離2冠に輝いている井戸アビゲイル風果選手が、日本新記録を樹立!
観客席がどよめき、目の前で「歴史的瞬間」を目撃することができ、素晴らしい日となりました。
井戸 アビゲイル風果選手がマークした日本新記録は22秒79。2016年に福島千里選手がマークしたこれまでの日本記録を0秒09更新しました。
井戸選手は世界選手権でも200mに出場するのでとても楽しみです。

入場料1000円。これだけの選手の競技が見れて、しかも日本記録も。一日観戦していた人達はきっと大満足だったと思います。
朝霧高原「富士ミルクランド」と湖畔に広がる絶景の富士山
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朝霧高原に広がる「富士ミルクランド」は人気のスポット

富士ミルクランドは、富士山麓の朝霧高原に広がる観光牧場です。入場無料で、ウッドデッキや広大な芝生広場からは雄大な富士山を一望できます。
牧場内では動物たちとのふれあいや、自社製ジェラート・乳製品の製造体験など、酪農ならではの多彩なプログラムが楽しめるほか、農産物直売やお土産、地元グルメも楽しめる人気のスポットです。

10万坪と広大な敷地に多彩な施設が。メゾネットタイプのロッジもあり園内に宿泊もできるようになっています。
「富士山のソフトクリーム屋さん」も。ここへ来る前に「道の駅 朝霧高原」に立ち寄った際にアイスクリームを食べてしまった。そっちもおいしかったけど、こっちで食べればよかったかも。

暑さでほとんどの動物たちが小屋の中や木陰で横になっている中、元気に草を食べているヤギも数匹。

牧場ショップ内には土産品がたくさん並んでいます。

地元グルメも楽しめるレストラン。
「田貫湖」「本栖湖」湖畔でみた幻想的で雄大な富士山の風景

朝日が昇りだすと靄も広がってきて、田貫湖畔に幻想的な風景が広がりました。

釣りを楽しむ人たちが大勢訪れていました。

朝霧高原の「雪どけバームクーヘン」。しっとりとしておいしかった。

途中で見た本栖湖畔からの富士山。
富士山は、どこから、何度見ても美しい姿で目を楽しませてくれます。そして、その麓には、湖や高原など魅力あふれる場所が数多く広がっていて何度も訪れたくなります。
いよいよ始まった世界陸上東京大会。日本選手の活躍と新たな記録の誕生を楽しみに応援していきたいと思います。