【乗鞍高原 観光】手打ちそば「合掌」「いがや」&温泉「湯けむり館」&滝めぐり

乗鞍高原はトレッキングやスキーと美味しいそばに温泉にと四季を通じて楽しめる場所

 乗鞍高原は中部山岳国立公園内にあり、北アルプスの南端に位置する標高3,026mの乗鞍岳の裾野に広がるエリアで、標高1,200mから1,800mと高い場所にある高原です。
 乗鞍岳登山への玄関口となるほか、滝めぐりなどの高原トレッキングや乳白色の温泉、おいしいそばを楽しめる観光スポットです。

 冬期にはスキーやスノーシューなどウインタースポーツを満喫でき四季を通じて楽しめる魅力的な観光エリアです。

 山麓に広がるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」は標高差が500m、最長滑走距離5km、キッズパークから初心者、中上級者まで楽しめる多彩なコースもち、標高は約2000mのスキー場TOPでは天気のいい日には八ヶ岳、中央アルプスまでの素晴らしい展望が広がる魅力的なスキー場です。

1.地元産の良質なそば粉を使用した本格手打ちそば「合掌」「いがや」

 乗鞍高原エリアは、標高が高く寒暖の差が大きいため、良質なそばが育ちます。そのそばを使い、豊富できれいな水で手打ちそばを提供するおいしいそば屋が点在していますが、訪れた店の中から2軒を紹介します。

(1)そば処 「合掌」

 店の名前の通り建物は江戸時代の合掌造りの古民家を移築したもので、趣きのある佇まいが特徴的です。
 店の中はとても洒落ていて蕎麦屋というよりカフェのような感じです。

 メニューにおすすめの品が手書きで紹介されていました。こうして出ていると全て注文したくなります。
 冷たいそばは「田舎十割そば」「そばの実十割そば」そしてこの二つにおろしを加えた「おろしそば」の3種類のようです。

田舎十割そば
夏野菜のてんぷら

 自分の畑で採れたそばを石臼で自家製粉したそば粉を使用した手打ちそばはとても風味が豊かで、新鮮な野菜を使ったてんぷらと一緒に美味しくいただきました。

合掌(案内・アクセス)

《住  所》 松本市安曇4025−2
《営業時間》 午前11時~
       蕎麦がなくなり次第終了
《店 休 日》 毎週火曜日・
     第2,3,4,5水曜日
      臨時休有 冬季毎週火、水
《電  話》0263‐93-2612

(2)そば処「いがや」

 場所は県道84号線からバス停「番所」付近から脇道へ少し入ったところにあるため少しわかりづらい場所かもしれません。

 木のぬくもりが感じられる明るく広い店内で、地元産のそば粉を使用し手打ちそばを楽しめる店です。

 テーブルのメニューでは冷たいそばはざるそばだけですが、他に大葉にミョウガそして梅が添えられた「ぶっかけそば」あり、こちらもお勧めのようでした。

 地元産のそば粉を使った本格手打ちそばとすぐ近くの畑でとれた新鮮な野菜の天ぷらを美味しくいただきました。次はぶっかけそばをぜひ味わってみたいと思います。

いがや(案内・アクセス)

《住  所》 松本市安曇大野川3972−2《営業時間》 11時~14時30分
       蕎麦がなくなり次第終了
《店 休 日》 毎週月曜日・ 臨時休有
《電  話》  090-8745-4524

2.乗鞍観光センターで地元素材を生かした食事やジェラードもおすすめ

 乗鞍高原の観光拠点となる場所で、乗鞍岳山頂の畳平を目指すシャトルバスの発着所があり乗鞍自然保護センターもすぐ近くにあります。
 センターの建物には、観光案内所やバス乗車券発売所の他、郷土料理が楽しめる地域食堂「おかみさん食堂」や自然素材を生かしたジェラードやコーヒーを楽しめるカフェ「GiFT NORiKURA」などもあります。

3.「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」トレッキング&スノーシュー

 シャトルバスを使った乗鞍岳山頂を目指す登山客の他、乗鞍高原でトレッキングや散策を楽しむ人たちが四季をとおしてたくさん訪れます。整備されたトレッキングコースもいろいろありますが、滝めぐりはおすすめです。

 乗鞍高原にはたくさんの滝がありますが、乗鞍高原を代表する美しく大きな滝「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」の3つは「乗鞍三名滝」と言われている代表的な滝です。

(1)善五郎の滝

 「善五郎の滝」は落差21.5m、幅8m大きな滝です。遊歩道や滝見台もあり、すぐ近くまで行けるので迫力満点で、暑い時期にはマイナスイオンたっぷりのしぶきのシャワーが気持ちいいです。
 冬期はスノーシューなどの装備をして滝がそのまま凍りつく「氷瀑」をみるのもおすすめです。

(2)番所大滝

「番所大滝」は幅15mで落差は40mもある大滝です。展望台からみる滝の水の流れには圧倒されます。 滝の上流に沿って歩く「千間淵遊歩道」があります。夏でも涼しくとても気持ちのいい遊歩道です。(冬期は閉鎖)

 滝を見る展望台まではちょっときつい階段を下りていくことになります。そこから上流に向かって渓谷を歩く遊歩道が整備されています。遊歩道を楽しまない場合はこの階段を再び登ってくることとなります。

(3)三本滝

 三本滝は日本の滝百選にも選ばれている乗鞍三滝を代表する滝で、高さは50~60m、滝つぼの標高は1,840mです

 日本の滝百選の1つで長野県の指定名勝ともなっています。
 水源が異なる3つの沢が、別々の様相の滝となり1つ所に集まるので、3つの滝が一望できます。

 三本滝は乗鞍観光センターから車で15分程上がったところにある「三本滝レストハウス」のところにある無料駐車場から0.9km程遊歩道を歩いたところにあります。
 途中から木々に覆われた森の中の遊歩道となりますが、所々に熊よけの鐘があるので念のため鳴らしながら進んで行きます。

4.乳白色の湯でリフレッシュ「湯けむり館」「せせらぎの湯」

(1)乳白色の天然温泉 日帰り温泉「湯けむり館」

 乗鞍観光センターのすぐ近くには、乗鞍高原温泉「湯けむり館」があります。
湯船から乗鞍岳が見渡すことができ、休憩スペースやレストランも併設されてゆったりとした気分で過ごすことができます。
 なによりも乳白色のお湯は身体だけでなく心もリラックスさせてくれます。

(2)天然温泉を無料で楽しむ「せせらぎの湯」

 せせらぎの湯は、乗鞍高原温泉を引湯した無料の露天風呂で、お湯は、乗鞍岳の中腹から自然湧出している乳白色の温泉です。利用できる期間は4月末~11月中旬ごろまでです。シャンプーやボディーシャンプーなど使用は禁止されています。

 乳白色の湯には癒されますが、湯船や洗い場は狭いので複数人での利用はちょっと狭いとも思えますし、クマ出没多発の表示もあり落ち着いてゆったりと温泉気分を堪能するというのはちょっと厳しいかもしれません。

6.乗鞍高原へのアクセス

 松本IC から乗鞍登山や高原でのトレッキングや温泉めぐりなどの拠点となる観光乗鞍高原観光センターまでの距離は52㎞で約1時間10分程となります。公共交通機関を使う場合は、松本駅からアルピコ交通上高地線に乗って新島々駅まで行き、シャトルバスに乗り換えて向かうのが便利。松本駅から新島々駅まで乗車時間は約30分、新島々から乗鞍高原観光センターまで、乗車時間は約50分程です。

乗鞍観光センター・のりくら高原観光案内所

《住所》松本市安曇4306-5
《電話》0263-93-2147
《営業時間》9:00〜16:00
《電話対応時間》10:30〜15:30

 

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