【信州木曽路巡り そば屋】木曽義仲旗揚げの地にあるそば屋「阿羅屋」

「阿羅屋」は文字の通り「あらや」と読みます

 そば屋「阿羅屋」は、松本・塩尻方面から国道19号を岐阜県中津川市方面へと南下して行き、木曽町に入り伊那方面からくる国道361号と合流した少し先にあります。

 読み方にやや戸惑いますが「阿羅屋」と書いて字の通りに「あらや」と読みます。
 国道19号を進んで行くと、店の前に看板があり、そこにしっかり仮名がふられています。
 この看板は店舗の前、国道19号沿いに立っているので松本や塩尻、国道361号の権兵衛トンネル経由で伊那方面から来た場合も、反対方向の木曽福島、中津川市方面から来ても店を見つけることができると思います。

「阿羅屋」は信州そば切の会認定のそば屋

 入口には「信州そば切りの店」の木製の表示版があります。

 「信州そば切りの店」とは、こだわりの信州そばを味わえる認定店とのことで、正真正銘の信州そばが食べられるお店の道しるべとして、志を同じくする店主らが集まって2008年よりはじめられた「信州そば切りの会」による認定制度です。

 「信州そば切りの会」は、そば店だけでなく、生産者や製粉メーカーが集まり信州そばのレベルアップのための勉強会や情報共有を行っているということです。

 因みに、会の「信州そば切り」の定義は、「そば粉は長野県産」「つなぎの割合は30%以下」「手打ちである」こととなっています。

 「もりそば」は、小盛、中盛、大盛の3種類から選ぶことができます。 

 冷たいそばには、「もりそば」のほか、ぶっかけ蕎麦(1,000円)がありますが、こちらは数量限定との表示がありました。

 野菜てんぷらの盛り合わせ、1.5人前(1,500円)やトッピングメニューとして「つけとろ」「温玉」などもあります。

 いろいろと気になりますが、素直にもりそば」を注文しました。

 そばは細い麺で、弾力があり、腰の強いそばです。つけ汁は、通常のつゆにもうひとつ、クルミだれがついてきてこちらも相性抜群です。おいしいそばを二種類のつゆで味わえるのはとてもいいですね。白濁したとろみのあるそば湯も美味しかったです。

近くにある木曽義仲ゆかりの「南宮神社」

「阿羅屋」のある木曽町日義は、平安時代に平家討伐の命を受けた、木曽義仲(源義仲)が幼少時代から過ごし、京都上洛への旗揚げをするまで過ごした地域で、周辺には義仲や妻の巴御前にまつわるスポットがいくつもあります。 

 店をでると店の前を通る国道19号線の反対側のすぐ近くに平安時代末期に創建されたと伝えられている「南宮神社」があります。義仲が京都の石清水八幡宮から勧請したとされている神社です。
 神社というと義仲が平家打倒の旗挙げをした「旗挙八幡宮」がありますが、こちらも義仲にゆかりの深い神社なのでぜひ立ち寄ることをお勧めします。

 南宮神社の旭滝は冬季には凍り、夜にはライトアップもされるそうです。また、「巴御前」が泳ぎ、近くの野山を駆け巡って鍛錬していたといわれる「巴淵」もすぐそばにあるほか、木曽義仲や巴御前の資料館である「義仲館」のほか、一族の菩提寺である「徳音寺」など義仲にまつわる史跡が点在しています。

「阿羅屋」

《住  所》木曽郡木曽町日義2143
《電  話》0264-24-0133 
《営業時間》平日11:00 ~ 14:30 定休日 水曜日

 掲載時と変更となっている場合もありますので、訪れる際は事前に確認してください。

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