【紀伊半島一周 観光】(Vol.1) 熊野那智大社・那智の滝・南紀勝浦 にぎわい市場
名古屋方面から伊勢湾岸道で那智勝浦、本州最南端の地「潮岬」を経由して南紀白浜から、高野山・九度山を回ってきました。
紀伊半島には以前、キャンプに紀伊長島まで伊勢湾岸道でいったことがありますが、そこから先の本州最南端「潮岬」までを訪れるのは今回が初めてとなります。
和歌山県には、以前、仕事で訪れ和歌山城を遠くに眺め、梅ぼしを買って慌ただしく帰ったので、和歌山そのものがほぼ初めてといってもいいかもしれません。
生マグロの街 那智勝浦 「にぎわい市場」の海鮮丼と熊野古道「熊野那智大社」「那智の滝」「青岸渡寺」へ
「那智勝浦漁港」は、生マグロの水揚げ量が日本一を誇る漁港です。漁港のすぐ隣にある「にぎわい市場」には、マグロ料理店や寿司店などの食事スポットに加え、特産品を販売するコーナーが併設されています。
また、毎日「マグロ解体ショー」も開催されており、観光客に人気のスポットです。
昼食には少し遅い時間となっていましたが、ここで食事をとり「熊野那智大社」へ向かうことにしました。
1.那智勝浦漁港 にぎわい市場「市場ごはん食堂 しげ」で地魚丼をいただく
入口を入って奥の方ににマグロ専門の「鮪の脇口」がありましたが、生マグロは夜に紀伊勝浦駅周辺で美味しい酒とともに楽しもうと考えていたので、昼はちょっと違うものと考え「市場ごはん しげ」に。
こちらの「市場ごはん しげ」は漁港で店主自身で毎朝買い付けをしている地魚を提供しているそうです。丼ものや刺身定食、朝ごはん定食など、さまざまなメニューがありました。
こちらにもやはり生まぐろ丼があり迷いましたが考えた末に「地魚丼」と「本日の定食」を注文。
「地魚丼」には、もちろん今朝、店主が競り落とした地魚が数種類盛られていて、うれしいことにマグロものっています。
出していただいた際にのっている魚の名前を一つ一つ教えてもらったのに、食べだす時には忘れてしまったのがなさけない。
新鮮な魚を丁寧に調理してくれてとても美味しかった。ちなみに本日の定食の方は、マグロの照り焼きだったかマグロステーキと店頭掲示されていましたがどちらだったのかこちらも思い出せません。
夕方に向け天気が崩れて雨が降り出すとの天気予報もありあまり「にぎわい市場」ではゆっくり過ごすことができずちょっと残念でした。
《場 所》那智勝浦町築地7丁目12番地
《営業時間》日~金曜日8:00~16:00
土曜日8:00~16:00
(飲食ブースラストオーダーはそれぞれ15:30)
《 休 館 日 》毎週火曜日
2.世界遺産 熊野「熊野那智大社」「青岸渡寺」「那智の滝」を巡る
熊野古道を歩いて熊野三山「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」を巡りたいとの思いは以前から持っていましたが、今回は紀伊半島一周するため、「熊野那智大社」のみを訪れました。
熊野那智大社や那智の滝を参拝する場合のおすすめの無料駐車場
(1)大門坂駐車場
〇駐車場場所:大門坂入口まで徒歩約3分、熊野那智大社参道入口まで徒歩約30分
大門坂を歩いて参拝をしようと考えている場合はこちらを利用するとよさそうです。駐車場前にバス停もあることから徒歩で参拝後にこちらまでバスで戻ってくることも可能です。
本当は大門坂を歩く計画でしたが、到着が予定より遅れ、更にどんどん怪しくなる厚い雲に断念し「熊野那智大社」と「那智の滝」に向かうことに。
(2)お滝もちの「和か屋本店」駐車場
〇駐車場場所:熊野那智大社参道入口すぐ・那智の滝徒歩約7分
「お滝もち」を販売する「和か屋本店」では、参詣者に配慮し、無料で利用できる駐車場を提供してくださっているようです。
「お滝もち」は那智の滝の姿をイメージした細長く伸ばした手焼きの餅で、参拝者の延命長寿を祈念して作られた餅とのことで併設の茶屋で食べたりおみやげに買っていく人が多いそうです。
こちらに駐車して茶屋で「お滝もち」をいただきながら休憩し土産品の購入をと考えていましたが、見誤って店舗横駐車場が封鎖されているように見えてしまい停めることができませんでした。
参道入り口方面へ車で進んでいくと「和か屋本店」との看板がある駐車場が幾つかありましたがロープで封鎖されていたため、店舗横の駐車場も同様のように見えてしまったためです。
ところが、その後、歩いて那智の滝へ向かう途中で改めて確認したところ、封鎖されていたのは駐車場の奥だけで、道路に近いスペースには駐車可能だったのに見誤ってしまったためでした。
おそらく平日は店舗から少し離れた場所の駐車場は閉鎖しているのかもしれません。
(3)「那智山観光センター」駐車場
〇駐車場場所:熊野那智大社参道入口近く・那智の滝徒歩約9分
この駐車場は、土日祝日や年末年始、ゴールデンウィークなどの大型連休は有料のようです。
それ以外の日は無料との情報で利用しましたが「観光センターで500円以上の買い物をすると無料」と表示がありました。
熊野那智大社 別宮「飛龍神社」「那智の滝」の「八咫烏のおみくじ」
八咫烏と飛龍神社のおみくじ
旅先では記念に小さな置物を購入することが多いのですが、今回はお土産物ではないものの、情報誌で目にした「八咫烏」の置物を記念に選ぶことにしていました。
この置物は「那智の滝」でおみくじの一つで、八咫烏がくわえているおみくじを引いた後は、魔除けや開運招福のお守りとして飾ることができます。
「八咫烏」は、神武東征の際に熊野の神の使いとして道案内をしたとされる伝説の鳥です。また、サッカー日本代表のエンブレムにも採用されており、これはサッカー普及に尽力した中村覚之助氏が八咫烏ゆかりの地、那智勝浦町の出身であることに由来します。
熊野那智大社と那智山青岸渡寺へ参道で回るのが大変な場合は防災道路を利用
那智の滝入口から青岸渡寺や那智大社へ向かうには、長い階段の参道を徒歩で約15分ほど歩く必要があります。しかし、滝から参道を引き返し始めた頃、雨がぽつりぽつりと顔に当たり始めました。天気予報では夕方にかけて強い雨が予想されていたので、このまま徒歩で巡るのは難しい状況に。
そのため、有料の防災道路を利用し、青岸渡寺の駐車場まで車で行くことにしました(通行料と駐車場代で800円)。その後、那智大社を参拝している間に一時的に土砂降りとなったので、結果的にこの選択は正解でした。
3.紀伊勝浦港周辺でまぐろ料理を楽しむには店を予約することをおすすめ
宿で途中見かけたたこ焼き屋で買ったたこ焼きを食べたりしながら、一休みしていると雨もあがり、夕食をとるため漁港近くへとでかけました。
夏休みや紅葉シーズンを外した平日だったので空いているだろうと思っていましたが、予想は甘かったようです。
紀伊勝浦駅近くでマグロやくじら料理が評判の「いちりん」さんに開店直後に向かったものの、すでに満席で入れませんでした。途中ですれ違った数組の人たちも、同じように入れなかった感じの人たちでした。
その後、調べておいた他のお店もいくつか訪ねましたが、どこも混雑して入れませんでした。最終的に「竹原まぐろ店」さんに入ることができましたが、私たちが席についた後、すぐにこちらも満席となりました。
那智勝浦漁港近くのマグロ料理楽しめる飲食店はそうはいっても数が限られており、多くの宿泊客が地元の名物を目当てに訪れること考えると、観光シーズン外れの平日でも、夕食時は事前に予約をしておくべきだと痛感しました。
竹原まぐろ店のマグロ定食
勝浦港周辺雨上がりの虹
夕食までの間にホテルで
Vol.2へと続く(よろしければご覧ください。)
⇒紀伊半島一周の旅 熊野那智大社~潮岬~南紀白浜~和歌山ラーメン~高野山(Vol.2)