【信州 上田 温泉巡り】鹿教湯温泉(かけゆおんせん)「文殊の湯」と「文殊堂」

 鹿教湯温泉に行ってきました。初めて見る人は読み方に戸惑いそうですが、「かけゆおんせん」と読み、松本市と上田市を結ぶ国道254号の「三才山トンネル」付近に位置し、それぞれの市からとも車で40分程度の場所にあります。

鹿が教えてくれたと伝えられている鹿教湯温泉

 鹿教湯温泉は、昔、猟師が、打ちそこなった一匹の鹿を山深くまで追いかけていったところ、傷が癒えていた鹿を見つけた場所に温泉が湧いていたという伝説から、「鹿」が「教」えた「湯」ということで「鹿教湯」という名前がついた温泉地で、約1200年前には既に温泉が湧いていたと言われているそうです。 

 温泉街を歩くと、マンホールや案内板、パンフレットなどあちこちに鹿のキャラクターが描かれたり登場しています。

日帰り温泉 鹿教湯温泉センター「文殊の湯」

 鹿教湯温泉には日帰り入浴を楽しめる場所はいくつかありますが、今回訪れたのは鹿教湯温泉センター「文殊の湯」という共同温泉浴場です。

 「文殊の湯」のお湯は、鹿教湯温泉内の宿泊施設と同じく、単純温泉で、5つの異なる源泉から湧き出る高温の湯をブレンドしたお湯だそうです。肌触りがよく、身体がとてもよく温まる良いお湯でした。

鹿教湯健康センター「文殊の湯」

<住 所>上田市鹿教湯温泉1369-1
<料 金>大人(中学生以上)300円 小人200円
<時 間>9時から21時まで
<休館日>なし
<その他>内風呂、露天風呂とも男女各1

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「文殊の湯」の利用や温泉街散策には無料駐車場があります

 無料駐車場があるのは、鹿教湯温泉センター・鹿教湯観光協会がある場所です。

 この駐車場のある「鹿教湯温泉交流センター」の建物内には、鹿教湯温泉観光協会・旅館組合や鹿教湯郵便局などが入っていましたが、外では足湯を楽しむことができるようになっています。

 観光協会駐車場にある案内看板をみると鹿教湯温泉街全体の様子がわかります。この看板だと右側のモミジの絵の近くにある「五台橋」を渡る手前の川沿いに「文殊の湯」があります。

  鹿教湯温泉センター「文殊の湯」駐車場から歩いて5分程の場所にがあり、そして「文殊の湯」のすぐ近くに「文殊堂」という文殊菩薩像が安置されているお堂があります。

 駐車場敷地内には散策コースやウォーキングマップの案内図版もありました。訪れた観光客の方が楽しめるよう「鹿教湯 二十一番名所めぐり」として、名所を巡るスタンプラリーも行われているようです。

 「文殊の湯」近くまで来ると温泉街らしい案内表示があります。「文殊の湯」から「五台橋」を渡ると「文殊堂」まで行くことができます

 「五台橋」を渡り川の反対から見た「文殊の湯」です。瓦屋根の白い壁の建物が「文殊の湯」になります。

長野県宝に指定されている「文殊堂」

 「文殊の湯」をゆっくり楽しんだ後、「五台橋」を渡り「文殊堂」へ行ってきました。

 「文殊堂」には、鹿に身を変えて猟師に効能豊かな出湯を教えたという「鹿教湯温泉」開湯の由来となった文殊菩薩が祀られています。また、文殊堂のすぐ隣の高台には「薬師堂」があり、病気平癒の仏像である薬師如来像が安置されています。

 「五台橋」そして「文殊堂」や「薬師堂」へ行くための長い階段の両脇には、氷の灯ろうが並んでいました。「氷灯ろう夢祈願」というイベントが毎年年末から翌年1月にかけて開催されているようです。夜の静けさの中で、灯ろうの小さな光の集まりがこの場所を照らす様子はきっと幻想的な雰囲気できれいだろうなと思いながら帰路につきました。

鹿教湯温泉へのアクセス

<上田市方面から>
関越自動車道・上信越自動車道
→ 東部湯の丸IC → 18号・152号(丸子町方面へ)・254号(松本方面へ)  ※東部湯の丸ICより40分

<松本市方面から>
中央自動車道・長野自動車道 → 松本IC または 安曇野I.C → 254号・三才山トンネル ※松本ICより40分

鹿教湯温泉観光協会・旅館組合(上田市ホームページ)はこちらから→Click

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