【冬キャンプの寒さ対策】快適に暖かく楽しむための防寒対策

１．近くに日帰り温泉か入浴施設のあるキャンプ場を見つける

　寒い中での長時間の滞在は、防寒ウエアを着ていても体温が下がってしまいます。心地よい温泉で、湯船につかることができれば身体が芯から温まり寒さから解放されます。
　温泉があるキャンプ場か、近くに日帰り温泉などの入浴できる施設があるキャンプ場を見つけましょう。

２．日当たりの良いサイトを選ぶ

　木陰のサイトは美しい景観を提供する反面、日光を阻害してしまいます。晴れている日にはぽかぽかと日差しの暖かさを感じられるサイトを選べば、暖かい日中を楽しめます。

３．基本は防寒ウエアから

　アウトドアでは予期せぬアクシデントもあるため、頼りになるのは暖かいウエア。中綿やダウン入りの防寒ジャケットは必須アイテムです。ネックウォーマーで首元を防寒するものも大切です。

４．下半身の防寒も忘れないように

　上半身だけでなく、下半身の防寒も大切です。ズボンの下には、保湿性のあるアンダータイツを着用しましょう。
　アンダータイツやオーバーパンツも準備しておけば、予想以上に冷え込んだ場合も万全です。厚手のソックスも効果的です。

５．アウトドアチェアにブランケットを敷く

　キャンプ用チェアは生地が薄く、座っていると冷えてしまいます。背もたれから座面にブランケットを敷くことで保湿性がアップし、冷えを防ぎ快適さが広がります。

　また、収納場所も取らない折り畳み式の座布団もあると安心。ファーム材を使用したものは断熱性が高く、寒さからお尻を守ります。

６．保温マグカップや保温ボトルを持っていく

　せっかく入れたホットドリンクも普通のカップではすぐに冷めてしまいます。ホットドリンクを冷ますことなく楽しむために、保温ボトルや保温マグカップを持参しましょう。お湯を何度も沸かす手間も省けます。

７．シートの組合せで快適な就寝空間の確保を

　テント下にグランドシートを敷くと地面の冷気をテント内に伝えにくくします。そして、テント内にテントマット、スリーピングマットを組み合わせて、テント内でも断熱しましょう。マットはフォーム材などはいった厚手のものがやはりいいですが価格高く収納もちょと大変。薄いマットでもアルミシートが施されていると効果的です

８．インナーシュラフを使用する

　４シーズン対応や山岳高地対応のシュラフなら防寒効果が高いですが価格も高価です。３シーズンシュラフを使用する場合はインナーシュラフを使うことで、リーズナブルシュラフ内の温度を向上させることができます。

９．湯たんぽを利用する

　シュラフの中に湯たんぽを入れるのも効果的です。就寝時の冷えを防ぐことができます。ただし、低温やけどをしないように十分に注意し、カバーやタオルなどで包むことを忘れないようにしましょう。お湯は朝洗面にも使用でき便利です。

10．その他　ホットドリンクや鍋料理など

　暖を取るために焚火をおこしたら、温まるドリンクや簡単なスープを作ったり、鍋料理をしましょう。鍋料理はずっと火にかけているので冷めないし、熱々の料理をたべれば身体も温まります。また片付けものも少なく簡単なのもうれしいです。
　また、ホットカーペットや蓄暖式湯たんぽを使用できるポータブル電源があれば、冬キャンプの快適性を大きく広げてくれます。

「温まるスープやドリンク」についてはこちらをClick

　雪に覆われた美しい風景や大自然の中の静寂、澄んだ空気の中で過ごす冬キャンプは特別な魅力で溢れています。
　しかし、厳しい寒さの中で過ごすための対策を忘れてしまうと、キャンプどころではなくなってしまいます。　

　しっかりと防寒への準備と対策をとって、冬のキャンプを快適に楽しんで行きましょう。