【秋田観光 冬の温泉】源泉かけ流し 強酸性の湯 新玉川温泉へ

 秋田新幹線「こまち」と路線バスを乗り継ぎ、秋田県仙北市の北部に位置する「新玉川温泉」へ行ってきました。

 「新玉川温泉」は、強酸性の湯として知られ、源泉から毎分約9,000ℓもの湯量を誇る温泉地ですが、積雪量が多い地域にあることから、冬期はアクセスに大きな制約を受けるため訪れる際には注意する必要があります。

         新玉川温泉

冬期の「新玉川温泉」へのアクセスは路線バスのみ

 冬期間(12/1~4/中旬 予定)は積雪による通行規制により一般車両は乗り入れ禁止となるため、「新玉川温泉」へのアクセスはJR田沢湖駅から発車する路線バスのみとなります。 

 そのバスは1日4本のみです。最終バスは田沢湖前12時35分発で、このバスを逃すと当日のチェックインができなくなるので、JR田沢湖駅前のバス乗り場には余裕を持って到着しておくことをお勧めします。

 今回はバスの発車時刻の1時間程前の11時28分着の「こまち」でJR田沢湖駅へ。
 駅前には食堂が数件あるので昼食をとりながら時間まで待つこともできましたが、既に新幹線内ですましていたため、駅に隣接している「仙北市田沢湖観光情報センター」の2階にある「森と遺跡の展示室」などでバスの出発時刻まで過ごしました。

 バスのチケットは1階の「仙北市田沢湖観光情報センター」内にある券売機で事前に購入しておくと支払いの際に面倒でなく便利です。
 12時35分発の新玉川温泉への最終バスの到着予定時刻は13時39分で、順調なら乗車時間は64分です。

きれいで設備も整った「温泉山岳リゾート」

 「新玉川温泉」に到着すると正面ロータリーの「かまくら」と玄関内の「なまはげ」が出迎えてくれています。
 この時期には、このバス以降に来ることが不可能なためか、すぐにチェックインの手続きをしていただけ部屋に入ることができました。

 「温泉山岳リゾート」とうたっているだけに館内はきれいで、バリアフリーにも配慮されていています。客室タイプの種類も多く、和室や洋室、和室ツインなどがあります。
  今回利用したのは和室でしたが広々とした間取りで快適に過ごせました。

源泉かけ流しの10種類以上の温泉と効果的な入浴方法

 青森ヒバを使った大浴場は山奥の温泉にきたという雰囲気を十分に感じさせてくれ、心身とも癒される風情溢れる温泉です。
 大浴場には、「源泉50%の浴槽」「源泉100%の浴槽」「ぬる湯」「打たせ湯」「浸頭湯」「寝湯」「蒸気湯」「箱蒸し」「弱酸性の湯」「歩行浴」があり、露天風呂も併せ10種類以上の温泉が楽しめます。

 【初めての場合の入浴方法】(部屋にあった入浴方法の案内パンフレットより抜粋)
   ①「まずは身体に負担の少ない源泉50%で、39度の「ぬるい湯」を3分程
  ②気持ちよく感じたり、大丈夫そうなら少し休みを入れ後、3分から8分程やはり源泉50%の湯に
   ③その後源泉100%(PH1.2)の湯に2分程浸かる
 【最初の源泉50%の「ぬる湯」に入り、刺激が強いと感じた人】
   ①の後「弱酸性の湯」をじっくり5分程。  

 こうして滞在中にお湯に慣れながら体調に合わせて入浴を繰り返していくのが良いようです。

 強酸性の湯について、事前にチェックした情報では身体がピリピリとして痛いとか、入浴が「戦い」というような表現をしたものまであったため、入っていられるのか戦々恐々とした気持ちで湯船へ。
 当然、個人差があると思いまが、恐れていた程のピリピリを感じることもなく、どちらかというとそれ以降に入った時の方がピリピリ感を感じることが増したような気がしました。

 飲泉も可能で、浴場内に飲泉所がありましたが、用意されている使い捨てコップの底に少しお湯を入れて約38倍程度に薄めて飲むと説明があります。これだけ薄めてもまだかなりの酸味を感じました。

「岩盤浴」「湯治相談室」「整体室」などもあります

 屋内岩盤浴があり予約制で入ることができます。
 消毒済みのゴザが用意されていて、敷いて利用しますが、衛生面や保湿のため必ず上下のスウェットやジャージなどを着用することとなっています。
 有料で作務衣をレンタルすることもできます。(上掛け用のバスタオルも併せて借りると700円)

 今回は利用しませんでいたが、浴場入口の手前に看護師がいる湯治相談室があり、初めての湯治で入浴方法がわからないときや効果的な入浴方法などを相談することができるようになっていました。
 また、つぼや経絡刺激する本格的な整体を受けることができる整体室もありました。 

 一番下のフロアにはトレーニングルームがあり数多くのトレーニングマシンが並んでいて無料で利用できるようですが、利用している人はいませんでいた。講座や教室などを開催するときに主に使用されるのかもしれません。

秋田の郷土料理を堪能できるバイキング形式の食事

 食事は地元の食材や野菜をふんだんに使用したバイキング形式です。
 秋田名物きりたんぽやいぶりがっこなど秋田の郷土料理や旬の食材が使用された料理もたくさん並んでいました。デザートやドリンク類も充実しています。

 あきたこまちの白米と玄米があり、とくに玄米はとてもおいしくさすが米どころと感じさせてくれます。
 白米には、こちらも見るからに健康でうまそうな比内鶏のたまごをかけていただきました。

 雪深い冬の日に、「新玉川温泉」の温かな湯と美しい自然に癒され、心身ともにリフレッシュする貴重な時間を過ごしました。またいつか2km程離れた場所にある玉川温泉まで足を延ばせる時期にも訪れてみたいと思います。

新玉川温泉

【 所在地 】秋田県仙北市田沢湖玉川
【 電 話 】0187-58-3000
【 泉 質 】酸性泉
【 効 能 】神経系統疾患(リウマチなど)、循環器系(血圧調整など)、皮膚病、疲労回復など

※掲載時の情報と変更となっている場合がありますでの訪れる際は事前にご確認ください。

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