【不思議な建築物  さざえ堂】会津 飯盛山のぜひ訪れたいスポット

 「さざえ堂」は会津若松市の飯盛山にあり、正式名称を「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」いいます。二重らせん構造の人が行き混じわることない珍しい建築物で、平成7年(1995年)に国の重要文化財に指定されています。

 「さざえ堂」のある飯盛山では、会津若松市の市街地を見下すことができるほか、小高い山には白虎隊自刃の地や白虎隊がくぐり抜けた戸ノ口堰洞穴などがあります。

 裏磐梯周辺のでのキャンプ予定を、豪雨の天気予報に予定を変更し山形県へ移動。
 米沢市内や蔵王山へ行くなど2日間過ごした後、喜多方を経由し、以前から訪れたいと思っていた「さざえ堂」へ向かうため再び会津へと戻りました。

「さざえ堂」を訪れるのに便利な駐車場 「市営 飯盛山駐車場」

 「さざえ堂」のある場所は白虎隊自刃の地として知られる飯盛山となります。車で行く場合は「市営飯盛山駐車場」を利用するのが便利でした。場所は会津若松駅から飯盛山方面へ車で5分ほど向かって行くと左手にあります。

 「市営飯盛山駐車場」は飯盛山のすぐ麓にあり、飯盛山参道入口までは100m程です。
 駐車場の料金は無料で、利用時間は8:30〜17:15までです。駐車場は年間を通して利用できます。(隣接の飯盛山観光案内所の方は冬期(12月〜3月まで)は休館)

一度通った所は二度と通らない 不思議な 「さざえ堂」

 市営観光駐車場から飯盛山入口へ行くと、飯盛山に登る長い階段とスロープベルトコンベア乗場につきます。さざえ堂に飯盛山より先に行くか、若しくは飯盛山に登らない場合には、この山頂へ続く200段近い石段を正面に見て、左折方向の歩道を少し進み「厳島神社」方面に進みます。
 (回り道ですがこちらから「厳島神社」「さざえ堂」を経由して飯盛山山頂へ行くこともできます。)

 「さざえ堂」は二重らせん構造の世界的にも珍しい建築物で、「さざえ」に似ていることからそう呼ばれています。普通の一般的なお堂の構造は、入口と出口が一緒ですが、「さざえ堂」は二重階段構造で入口と出口が別になっているため、人が行き混じわることがありません。

 ただし、二重階段と言っても、実際は階段はなく、板張りのスロープとなっていて、入口から最上階まで上りのスロープで登り切ると、そのまま真っすぐ下りのスロープに進んで出口に着くこととなります。
 このため、一方通行で、上る人と下る人がすれ違うことなく建物内部を回るという構造となっています。

 江戸時代にはこのさざえ堂の内部に「三十三観音」が配置され、お堂を一周すると西国三十三観音礼所を巡礼したのと同様の御利益があると信仰されていたそうです。

戊辰戦争時に白虎隊が身を隠した「戸ノ口堤洞窟」

 「さざえ堂」と飯盛山へ行き来する際に通る「厳島神社」の境内を「戸ノ口堤」が流れていて、すぐ近くに「戸ノ口堤洞窟」があります。

 「戸ノ口堰」は猪苗代湖から会津盆地まで水を引くための用水堰としてつくられたものだそうで、全長31㎞あり、1623年(元和6年)に工事が始まり、1835年(天保6年)にすべてがようやく完成しました。

 徳川慶喜を擁する旧幕府軍と薩摩藩を中心とした新政府軍が戦った戊辰戦争(ぼしんせんそう)で敗れた会津藩の白虎隊士中二番隊の20人がこの20名が「戸ノ口堤洞窟」潜んで身を隠したとの掲示がありました。

 「戸ノ口堰」は水量が多く、流れは速いのは前日までの雨の影響なのかわかりませんが、堰から流れる水の音が涼しさを感じさせてくれました。
 厳島神社から、さざえ堂に向かう道の途中にさざえ堂を読んだ句碑がありました。

会津若松へ向かう途中で喜多方ラーメンを堪能

 米沢から会津若松へ向かう途中で、どうしようか迷いましたがやはり素通りすることはできず、ラーメンを食べに喜多方に立ち寄りました。

 ラーメン屋「麺や 玄」は、アゴ出汁のスープとじっくり煮込んで作り上げた自家製豚バラ肉の巻きチャーシューにこだわったお店でした。

醤油チャーシュー麺(1,000円)

 時間の関係もあり、事前情報なしに訪れたお店でしたが、やはりラーメンご当地喜多方に外れはありませんでした。 

麺や 玄(老麺会会員)
・営業時間 AM7;00~PM14:00(ただしスープなくなり次第終了)
・電話番号 0241-24-5766
・そ の 他 駐車場あり(5台)

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