【蔵王エコーライン】山頂は霧の中 それでも楽しめた蔵王連峰と極上の蔵王温泉

【蔵王連峰】霧の中の「御釜」とトレッキング &雪解け天然水「樹氷の泉」と蔵王温泉「源七露天の湯」
蔵王連峰と御釜
百名山にも選ばれていますが、「蔵王山」という名前の山はなく、宮城県と山形県にまたがる火山群の総称で、「熊野岳」や「刈田岳」を中心とした山域となります。
標高は「熊野岳」が1841mで 「刈田岳」1758mです。
「御釜」は、蔵王の中央部にある約3万年前の山体崩壊でできたカルデラの中にある火山湖です。

蔵王・御釜への自動車でのアクセス方法
蔵王の御釜や山頂へは、車を使うのがいちばん便利で一般的なアクセス方法です。
【宮城県側から行く場合】
東北自動車道の「白石IC」または「村田IC」で降りて、「蔵王エコーライン」を通って約1時間ほど。
終点近くで、有料の「蔵王ハイライン」に入り、そのまま進むと「蔵王刈田山頂駐車場」に到着します。駐車場から御釜の展望台までは、徒歩で約3分ほどです。
【山形県側から行く場合】
山形駅や上山温泉ICから「蔵王エコーライン」と「蔵王ハイライン」を利用して向かうことができます。こちらも車で約1時間ほどです。
コバルトブルーの「御釜」は見れるもその後の霧と風雨に翻弄される
天気予報ではこの日の東北南部の天候は曇り時々雨、ところにより一時的に晴れるという、なんとも微妙な予報でした。
蔵王ハイライン終点の駐車場に着いたときはかなり霧がでていたため、とりあえず「蔵王山頂レストハウス」のわき道を通り、御釜の様子を見に行きました。

この時点では御釜も熊野岳の山頂も見え、遠くには青空も広がりだしているような空模様。
予定通り熊野岳山頂を目指すこととし、準備を整えに車に戻りました。

しかし、再び戻って来ると霧が立ち込めてきていて、遠くに見えていた青空はすっかり消え、「御釜」もやっと見える状況。

しかも、見る見るうちに霧が広がり出し、風も一気に強まりだしたため、しばらく様子を見ることにし、「蔵王山頂レストハウス」へ入りました。


昼食時間にはまだ少し早かったものの、せっかくここまで来たので、蔵王名物と書かれていた「御釜かつ丼」を注文。釜めし用の釜に、かつ丼が盛り付けられています。
ゆっくり食べながら、天候の回復を待っていましたが、霧は一向に晴れず、風は一層強くなっていくばかり。しかしここにずっと居るわけもいかず、再び「御釜」へと行ってみました。
横殴りの強風に加え、雨も強まりだして熊野岳方面へ向かうことは難しい状況に。
結局、熊野岳を目指すのはあきらめ、刈田岳山頂を目指して歩き出しました。


周囲は霧に覆われてしまっていたものの、足元にはあちこちにきれいな花をいくつも見ることができました

風や雨は少し弱回って来たものの視界は相変わらずのまま。こんな状況なので山頂まで登って来る人はわずかにいるだけでした。
「樹氷の泉」 蔵王温泉へ向かう途中で蔵王連峰の雪解け天然水で潤う
蔵王連峰「刈田岳」山頂から駐車場に戻り、蔵王温泉へ向かいます。この経路の途中に「樹氷の泉」があります。ここは蔵王連峰からの湧水を汲むことができるスポットです。


横倉トンネルというトンネルを抜けて、すぐ右側にあるので危うく通り過ぎてしまいそうでしたが、駐車帯に車が2台止まっており、ペットボトルを手にした人がいたため、無事立ち寄ることができました。
蔵王温泉でほっとひと息、露天風呂で乳白色の湯を堪能
この後は蔵王温泉にある立ち寄り温泉「源七露天の湯」へ。
乳白色のとてもいいお湯で、露天風呂、内湯ともあり、ゆっくりと入浴できました。


立ち寄り温泉「源七露天の湯」
<住所>山形市蔵王温泉荒敷862-1
<電話>023-693-0268
<時間>10:00~19:00
※水曜日は14:00~19:00
<料金> 大人600円・小学生350円
露天風呂、内湯ともあり、ゆっくりと入浴できました。洗い場としてカーテンで仕切ることのできるシャワースペースがあり、シャンプーやボディソープは設置されていました。
※掲載されている情報は変更となっている場合がありますので事前にご確認ください。