【信州温泉巡り 上田】信州の鎌倉・別所温泉観光 北向観音や国宝と温泉を楽しむ
歴史と美肌の湯 信州の鎌倉・別所温泉の魅力を満喫 歴史と温泉の恵み 外湯めぐりも楽しい
長野県上田市にある別所温泉は、約1400年の歴史を持つ古くからの温泉地です。
その風情ある街並みと多くの寺社仏閣があることから、「信州の鎌倉」とも呼ばれています。
歴史を感じながら、心も体も癒される別所温泉をのんびりと散策しながら温泉とともに楽しんできました。
Menu
【別所温泉 外湯めぐり】3つの共同浴場と足湯
別所温泉には、気軽に立ち寄れる3つの共同浴場(外湯)があります。観光の途中でもふらっと立ち寄って温泉を楽しめるのが魅力です。
ちなみに別所温泉は弱アルカリ性の単純硫化泉で、お肌をなめらかにする効果があり、かつては女性がお嫁に行く前に肌を整えるために訪れたことから、「美人の湯」としても知られています。入浴後にお湯を洗い流さずにすると、さらに美肌効果が期待できるそうです。
三つの共同浴場「石湯」「葵の湯」「大師湯」をめぐる
3つの共同浴場(外湯)は、真田幸村隠しの湯「石湯」木曽義仲ゆかり葵の湯(北条氏ゆかりの湯「大湯」)慈覚大師ゆかりの湯「大師湯(だいしゆ)」といいます。
いずれの外湯とも料金は250円で、券売機で入浴券を購入する形です。
タオルやせっけんなど入浴グッズもあるので手ぶらで訪れても大丈夫となっています。この券売機で券を買って中で入浴グッズと引き換えます。
《真田幸村隠しの湯「石湯」》 営業時間:午前6時 ~ 午後10時定休日:火曜日
《木曽義仲ゆかり「葵の湯(大湯)」》 営業時間:午前6時 ~ 午後10時定休日:水曜日
《慈覚大師ゆかりの湯「大師湯)」》 営業時間:午前6時 ~ 午後10時定休日:木曜日
別所温泉の足湯をめぐる
足湯「ななくり」国宝・八角三重塔をイメージした足湯
「足湯ななくり」は別所温泉街の中心、北向観音近くにあります。
地名の七久里と今の苦しみが離れる七苦離の意を兼ねて「足湯ななくり」と名付けられたと設置されていた看板に説明されていました。
足湯の隣には「湯かけ地蔵」があります。
足湯「大湯薬師の湯」慈覚大師ゆかりの湯
温泉街の南の外れ方面にもう一つの足湯「大湯薬師の湯」があるので向かってみました。葵の湯(大湯)の近くになります。
平安時代に比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立のため当地に来錫の折、好んで入浴したので大師湯と名付けられたそうです。
しかし、残念ながら行ってみたら冬期間(12月1日から4月30日まで)は休止との表示が。訪れる際はご注意を。
別所温泉の名刹「北向観音」
「北向観音」へは参道入り口の門をくぐり、階段を降りた後みやげ物やカフェなどのある参道を進み、階段を上がって行きます。階段を上り下りせずに行くことができる迂回路もあります。
「北向観音堂」は平安時代初期(825年)に比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁により開創された霊場になります。本堂が北を向いているのは、わが国でもほとんど例がないそうです。
由来は、観世音菩薩出現の際、「北斗七星が世界の依怙(よりどころ)となるように我も又一切衆生のために常に依怙となって済度をなさん」というお告げによるものといわれています。
参拝しておみくじを引いた後、境内に出ていた屋台で福飴を購入。
安楽寺「国宝 八角三重塔」
安楽寺にある「八角三重塔」は中国から伝わった「禅宗様」で造られていて、現存する日本唯一の木造八角三重塔。昭和27年3月29日に国宝に指定されています。かつては「四重塔」とされていた時期があったそうですが、現在は一番下の屋根は裳階(ひさし)と解釈され三重塔であるとされています。
信州の鎌倉「別所温泉」snapshot
「北向観音」参拝や温泉街を散策する場合の駐車場は
別所温泉の旅館などに宿泊する場合には、旅館やホテルの駐車場に停めてから北向観音などを散策するのがよいと思います。
温泉街のエリアはそれ程広くないので、北向観音へは徒歩10分くらいで行くことができると思います。
宿泊をしない場合は北向観音近くの2か所の有料駐車場が便利です。
北向観音の参道の入口アーチの真ん前に「観音前駐車場」があります。また、足湯「ななくり」近くで、位置的に北向観音の下に「観音下駐車場」があります。
どちらも料金は1回500円となっています。
よろしければこちらの記事もご覧ください
⇒Click!【信州温泉巡り 上田】鹿教湯温泉 日帰温泉「文殊の湯」と「文殊堂」「薬師堂」散策
別所温泉へのアクセス
別所温泉までのおおよその所要時間
〇車の場合
・東京から約2時間40分
・名古屋から約3時間20分
・大阪から約5時間10分
〇電車の場合
・東京~別所温泉まで乗車時間(JRで約2時間)
・名古屋~別所温泉(松本駅経由)まで乗車時間(JR&バスで約3時間10分)